
過去問を使ってインプット
公務員試験の学科試験は、非現業職志望であれば多くの場合、法律科目と経済学、行政学などの社会科学の科目が課されます。それらの範囲は膨大で、逆に必要とされる正解率は60%ぐらいでさほど高い正解率を要しないといえます。そのため、教科書を読んですべてを覚えようとするより、過去問集を読むことで要所をインプットすることが、学習初期には大事です。そのとき、過去問は解こうとするのではなく、読んで頭になじませるぐらいの感覚の方がうまくいきます。
アウトプットも過去問を使おう
インプットは過去問を読むことでうまくいきますが、アウトプットの段階ではその過去問を解きます。そのとき、過去問は過去問集の頭から順に解くのではなく、まず過去問集の第1問を解き、次に6問、その次に11問という風に4問飛ばしぐらいで解くのが良いです。そして、過去問集の最後まで学習すれば、今度は第2問から4問飛ばしに解くと効率的に過去問を回せます。過去問を使ったアウトプットで重要なのは、色々な分野に短期間で触れることなので、1日の間になるべく多くの分野を学習しましょう。
数的処理・判断推理は紙に書きながら過去問を解く
最後に、過去問を使って飛躍的に点数を上げられる分野を紹介します。それは、数的処理と判断推理です。それらの分野は最初はとっつきにくいと思いますが、慣れることを意識して学習すれば、短期間で点数を伸ばせる分野です。そこで重要なのは、手を使って紙に書きながら過去問を解く習慣をつけることです。紙に書くことで、頭の中の思考プロセスが紙の上で整理されます。また、本番でも紙に書いた方が時間短縮につながるので、普段の過去問学習でも紙に書くことをお勧めします。
公務員の講座は、科目がとても多く、大学受験の感覚で全てうけるとたいてい失敗します。明確な目標を掲げ、必要な科目を厳選して講座を受けましよう。